俺のうつ病体験記

俺のうつ病体験記


 23歳でIT企業に就職。一年半働いた後うつで休職。一年休職して退職。うつ歴10年ほど。
人が怖くて引きこもりになり、自殺したくなってビルの高層に行ったこともあったがチキンでビビりなため自殺する勇気がなく引き返す。その後ひたすらソロでできるネットゲーム(ワンダーランドオンラインメタルサーガニューフロンティア、パズドラ、白猫、ハースストーン)などをして過ごす。
病院に行って3年ほどお薬を貰うも、全然効かなかったの病院に行かなくなる。
最悪期は食欲ない、睡眠欲ない、性欲もないというほぼありとあらゆる欲求がないという状態になり一日一食だけ食べて、軽く歯磨きしてあとはひたすら布団に横になっているという寝たきり老人のような生活を送る。そのころの記憶はほとんど残っていない。
一時的に躁状態になったり、うつ状態に戻ったりを繰り返しだんだん精神状態が安定してくる。「嫌な気分よさようなら」という認知療法の本で常時ネガティブで無気力な状態からは回復。

 

うつを治すためにやったこと
 まずひたすら歌を歌った。歌を歌ってるときはネガティブな考えを一時的に止めることができた。ジョギングもやった。一時的には良くなったがネガティブ考えを発生させる認知の歪みがそのままであったため、またうつ状態に戻った。少し気分が良くなってはまたうつ状態に戻るのを繰り返していた…。


 気分の良い時は家事もするようになっていたし、外に出かけていた。多少治ってきたから大丈夫だろってピッキングのアルバイトもしていた。そんなときたまたま立ち寄ったブックオフで「DJあおいの恋の悪知恵」と言う本を立ち読みすることになる。その本には「完璧を目指すと不幸にしかなりません」と書かれてあった。自分が完璧主義的な傾向があるということを自覚していた俺はその本を買って帰り読んだが、なぜ完璧主義が不幸になるのは書かれていなかった。仕方がないので完璧主義の治し方をいろいろ調べているうちに「嫌な気分よさようなら」という認知療法の本に出合うのである。

 

 この本で俺は自分の認知の歪みである完璧主義。友達や恋人が居なきゃダメだ。お金を持ってないとダメだ。働いてないとダメだ。他人からの批判を極端に恐れる。恩には恩を返すべきだなどの他人を思い通りに動かそうとするマイルールがあったことを自覚するのだった。俺は本を繰り返し読むことで少しづつ認知の歪みを修正していき常にネガティブなことを考えることがなくなったのである。未だに他人からの批判を恐れることと失敗を恐れると言う完璧主義は完全に治って居ないが常にネガティブなこと考え続けて無気力な状態になることはなくなったのである。

 

うつの治し方まとめ

 軽度のうつ→ネガティブな考えが習慣になっていない、一時的にネガティブになっているだけの状態。
車に例えると単にガス欠になってるだけの状態なので、ガソリンを注げばよい。

 

 重度のうつ→ネガティブな考えが習慣になってしまった状態。
車に例えるとガソリンタンクに穴が開いてしまったので、ガソリンを注いて修理工場まで移動させてから穴の修理をしなければいけない状態。

 

 ガソリンを注ぐ→ストレスの発生源から離れる、お薬、ネガティブなことを考える時間を減らす(好きなことをする、深呼吸、ストレッチ、筋トレ、ウォーキング、歌を歌う、音読する、笑う、日光浴)
穴の修理→認知療法、カウンセリング、嫌な気分よさようならなどを読む。

 

 世界に絶望し、あまりにも無知だった10年前の自分にこの記事を捧げる。

 

 

アスペルガー症候群(AS)・自閉症スペクトラムASD)の特性例調べてみると18項目中7項目か、これくらいならなんとか社会に適応できるレベルなのかな。
噂話や陰口がどうしても許せないし、自分でも言わない。→悪口とか批判が心にザクザク刺さるので言いたくないし言われたくない。
伝えたいことはわかっているのだが、言葉にするのが苦手だ→自分の気持ちをしゃべるのが苦手。相手の立場に立って考えるのも苦手。ついでに話しかけるのも苦手。雑談も苦手。
興味の範囲が限られ、他の人の話に関心を抱けない。→興味ないことに努力できない。夏休みの宿題もギリギリまでやらなかったタイプ。他人に興味がない。友達が居ない。
違うことを試すよりも、同じやり方を何度も繰り返す。→新しいことやるのにすごい抵抗感、恐怖感ある。適度な柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処するのは苦手。
飲食店など大勢の人がざわついている場所では、相手との会話が聞き取りにくい。→ホント聞こえない…こっちがしゃべると相手も聞き取りにくいもよう…
偏食がひどく、においの強いものや特定の食感のものが食べられない。→オクラとかエビとかホタテとかシジミとかの貝類全般の食感がダメ下手するともどす。
身体の動きがカクカクしている、ロボットのようだと指摘されることがある。→スターウォーズ流行ってた頃にC3PO言われてたことある。